きなこの独り言 

日々の生活、難病、発達障害など自分の思いを吐き出すために、、、

振り回される その②

【少し長文になります、、】

 

その日の15時半から私は定期診察の日でした。

15時まで在宅で仕事をし、バタバタと病院へ向かいました。

 

1週間後から長男は後期現場実習が始まるため、担任の先生と実習現場に面接に行っていて、16時には自宅の最寄駅に息子を迎えに行かないといけません。

 

私の順番が来て、診察室に入りました。

席に着くなり、主治医より「話を聞かれました??」と。

何のことか分からず首を傾げました。

 

「今日の昼過ぎ、まだ予約の患者さんでいっぱいの外来にお母様が来られ、娘の病状を聞きたい」と受付で一悶着あったそうです。

受付で「予約はされてますか?」の問いに対しても「娘の主治医がいつでも来ていいと言った!!」の一点張りで、声の大きさもエスカレートしていき、対応しかねた受付が主治医に相談。

受付で大声出しては他の患者さんの迷惑になると判断した主治医は一旦、自分の診察室に母を通したそうです。

主治医は「娘さんは成人されてますが、その方の現状を知るにしても、ご本人の承諾がないと病院としてもお話しできませんが、承諾は得て来られてるんですか?」と母に質問。

母は躊躇なく「はい!」と返事。

主治医「それならば、娘さんから僕なり病院に母が聞きにいきますので、と予約が入るんですが入ってませんよ」と反撃。

 

母「あ、メールで聞きました」

主治医「返事はもらえたんですか?」

母「いえ、返事は来てません」

主治医「それでは承諾を得たことにはならないですね」

母「先生はいつでも来て良いと言ったじゃないですか!」 

主治医「僕は一度も言った覚えはないですよ。外来見られましたよね。予約なしに来られ、予約の方達は今もこの時間、待ってあるんですよ。お話をききたいのであれば、ご本人同席か、承諾を得て予約をしてもらえたらいつでもお話できます、と伝えたはずですが、、」

 

こんな押し問答が30〜40分続いたそうです。

その間に私の病気の原因は、私の別居中の主人のせい、あの人は多額の借金を何度もして、その度に自分がお金を貸して来たのに感謝の念がない、娘も娘で私からして来てもらったことに感謝の念もない!!

このように取り止めのない主治医には関係のない話を一通りし、最後は自分はどうしたらいいのか、してあげても意味がないと泣き出す始末。

 

主治医は「一体、何をされたくて来られたんですか?既に予約の患者さんを30〜40分も待たせてます。あまりにも非常識ではないですか?お話を聞かれたいんであれば、手順を踏んでもらはないと、こちらも何もお話できませんので今日はお引き取り下さい」と返したそうです。

 

そんなのを全く知らずに予約日だったから行った私は、主治医、受付、外来師長さんにお詫びをして回わり、面接を終えて駅で待ってる長男を迎えに行きました。

自宅は連れて帰り、とんぼ返りで病院へ戻り会計をし、薬をもらうのに40分ほど待っている間に弟に「お母さんが私の病院で何かやらかしたみたいで、今日の夜都合の良い時にLINEして」とメッセージを送り、バタバタと自宅へ戻りました。

 

洗濯物を取り入れ、夕飯を作り、やっとこれから全員で「いただきます」をしようとした時、長女が自分の携帯を目の前に出して「ばあちゃんから電話」と。

私の携帯はLINEも電話もブロックしてるのでかからず、娘の携帯に連絡して来ました。

電話に出るなり「あんたの主治医から、私、『非常識』呼ばわりされたけど、そんな事を言われるよう、あんた、どれだけ主治医や周りの人に私の悪口を言って回ってるの!!!」

 

そうではない、あなたが手順を踏まずに受付や主治医に攻撃的な言動をとったことに対して言われたんだよと言っても聞き入れません。

挙句の言葉が、、、

「私の人生は何だった。子供からこんな仕打ちを受け、生きている意味がないので死にます!!」と言うだけ言ってガチャ切り。

 

すぐに弟に電話しました。

「死ぬって言う人に限って死なないから放っておけ」と弟。

そう言われても、私は食事する気にもならなしい、何とも言えない気分です。

そうしてるうちに、母の近所のおばさんから「今、お母さんから電話があって、『もう私はどうでもいい、薬飲んだ』と電話があったからすぐ来て欲しい」と電話がありました。

 

母と離れてこのアパートで暮らす事を告げた時に「私が嫌で出て行くのだから、うちの鍵は返して」と言われてたので、私も母の家の鍵を持ってません。

その理由をおばさんに告げ、申し訳ないけど電話を繋げたままでいいので、一度見に行って欲しい、そんな状態で戸締りなんてしてないと思うからと。

勝手口が開いてるので入っていいか?とおばさん。

もちろんお願いしますと伝えて、勝手口を開けるとセコムが鳴り出しました。

おばさんには、これでセコムの人が来るのでここまでで大丈夫だから、もう家に戻って下さい、ありがとうございましたと。

 

次にセコムから私に電話があり、「お母さんの自宅と携帯に電話しても応答がないので、娘さんの許可をもらって自宅に入っていいでしょうか?』と。

「お願いします!」

すぐにまたセコムから電話があり「息はありますが、呼びかけ、揺さぶりに反応がありませんので救急搬送します」と。

 

しばらくして「○○病院へ搬送が決まりましたので、すぐに来て下さい」と言われましたが、長男がパニック真っ最中だったため、理由を告げ、落ち着かないと出れない事を伝えました。

長男には一旦落ち着くまで時間をかけ、私がこれから出ないといけない理由を伝えて、妹たちと私が帰るまで寝て待つ事を理解してもらい、子供達全員をベッドに寝かせ、搬送先の病院へ向かいました。

 

着いて、緊急入院の手続きをし、看護師からこれまでの母の病歴、どんな薬をどこでもらってるかなど聞かれましたが、4年も離れて過ごしてるので分かる範囲でしか答えられません。

そうしてるうちにドクターから呼ばれ診察室に入りました。 

救急隊の報告ではベットサイドに睡眠薬のからが16錠分あったそうです。胃洗浄はせず、点滴と管で睡眠薬を体外に出す処置をしますと。

あれこれ聞かれ、話をして病院を出たのは夜中時半過ぎ。

それから弟に連絡して、帰宅したのは2時過ぎ。

子供達の確認をし、台所の後片付けして、お風呂に入り、子供達の連絡帳を記入しました。

寝ないといけない時間ですが、気が立って眠れません。

そのまま朝を迎えました。

子供達をいつも通り、それぞれ学校へ送り出しましたが、母とのやりとり、昨日の出来事でエネルギーがマイナスになった私は全く動けません。

精神的にも身体的な倦怠感も半端なく、この日から6日間、仕事を休み、子供達を送り出したら寝るという日が続きました。

 

私でさえ主治医にも話してない事を、わざわざ予約もせず母は乗り込み、問題を起こした上、主治医にうちの内情を洗いざらい話して、、、

私、この病院には月に2回も行かないといけないのに、恥ずかしいし申し訳ない気持ちで、、、

 

これで2〜3度も問題を起こした母は、主治医から私の病院を『出禁』にしますと通達がありました。

仕方ない事ですが、恥ずかしい、、、