きなこの独り言 

日々の生活、難病、発達障害など自分の思いを吐き出すために、、、

またね 

息子がまだ自力通学の許可が学校から出るまでは、スクールバスの乗り場まで毎日送ってました。

 

同じバス停から、1学年下の男の子も乗ります。その子のお母さんは早出の仕事があるため、ほとんどおばあちゃんが送って来てました。

先に着いている私に気付くと「きなこさん〜、おはよう!」と元気良く声をかけてくれ、バスが行ってからもよく立ち話をしてました。

 

息子の自力通学の許可が出てからは顔を会わす機会が極端に減ってしまいましたが、「きなこさんと話すと元気になるからLINEの交換して」と言われていたので、時々私の方からメッセージを送っていました。

 

去年の10月だったか、ある日の夕方、近所のコンビニでばったり遭遇。

嬉しかった反面、驚いた方が大きくて、、、

 

最後に会った時より半分になっていたんです。

すぐに体調を尋ねました。

「すぐに疲れるのよ。食欲もなくてね」とおばあちゃんの顔には以前のような元気も笑顔もありません。

 

結婚前までに医療関係で働いていたので、「明日にでもすぐに○○病院へ行って。倦怠感に食欲不振、体重減少なんて普通じゃないよ」と伝えました。

翌々日に電話が来ました。

「きなこさんに教えてもらった病院ではなく、家の近くの病院に行ったらなんともないって言われた」と。

 

何ともない訳がない!

お願いだから、教えた病院に行ってみてと懇願しました。

 

それから1週間後に電話が来ました。

 

「きなこさんに教えてもらった病院に最初から行ったらよかった。あの後、そこに行って検査したら、肺がんだった」と声に元気がありません。

でも大きな病院に入院になったから心配しないでねと。

 

定期的におばあちゃんにはLINEを送りました。

病状を聞くのではなく、こっちの状況や今日はお天気でいい気分だったでしょうなど、たわいのない日常を。

返事は気が向いた時でいいよーと付けて。

11月23日に久々におばあちゃんから「入院して1か月経ちました、元気にしてますよ。しっかり療養します!また楽しくお話しましょうね」と。

「その日を楽しみに待ってますよ。またね」と返事しました。

 

その後、私の年末の入院。

元旦におばあちゃんに「新年明けましておめでとうございます」とLINEしましたが、既読になりません。

きついんだろうなぁと思っていました。

 

今朝9時過ぎにおばあちゃんのご主人から電話がありました。

 

「おはようございます。良くない報告です。妻が昨年12月10日に亡くなりました。生前、妻がきなこさんには良くしてもらった。体調が悪くなってから、真剣に病院まで紹介してくれて、お陰で痛い思いをせずに逝けたとお礼を言ってほしいと言っていました」と。

 

泣きました。

子供たちも学校に行ってしまっていたので、家に一人っきりだったので誰に遠慮することもなく大声で泣きました。

 

おばあちゃん、いつも可愛がってくれてありがとう。

痛い思いをしなかったと聞いてよかった。

いつか会えたら、たくさんおしゃべりしましょう。

 

 

またね。。

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